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鳥インフル 風評被害防止へ対策 自治体や関係機関、冷静対応訴え

鳥インフルエンザの発生を受けた美作市の対策本部会議
鳥インフルエンザの発生を受けた美作市の対策本部会議
 美作市滝宮の養鶏場で鳥インフルエンザが発生したのを受け、地元自治体や関係機関は11日、対応に追われた。岡山県内での確認は2007年の高梁市、15年の笠岡市に続いて3例目。美作市と近隣の奈義、鏡野町は、それぞれ対策の会議を開いて、市民に落ち着いて対応するよう呼び掛けることなどを確認。JAグループ岡山と中国四国農政局(岡山市北区下石井)も感染拡大や風評被害の防止に向け対策を打っていくことを決めた。

 美作市は家畜伝染病防疫対策本部会議で担当者が養鶏場での殺処分の状況を説明。鳥インフルエンザで鶏肉や鶏卵を食べた人への感染は国内で確認されていないとし、告知放送や市のホームページで市民に冷静に対応するよう呼び掛けていることなどを報告した。

 萩原誠司市長は「県の指示を的確に実行していこう」と述べた。

 奈義町も家畜伝染病防疫対策本部の会議を開催。町独自に町内3カ所の養鶏場や個人で鳥を飼育する町民の希望者に消毒用の消石灰を配布▽注意喚起とともに風評被害を起こさないよう防災行政無線で呼び掛けること―を決定。いずれもこの日から始めた。

 鏡野町も対策の会議を開き、消毒作業に当たる人員の宿泊施設を確保してほしいといった要請が県からあった場合の対応などを協議した。

 JAグループ岡山は青江伯夫JA岡山中央会長を本部長とする対策本部を立ち上げ、県の協力要請を受けて防疫に当たる作業員延べ約100人を派遣することなどを申し合わせた。青江会長は「発生地域周辺の養鶏業者の支援や感染拡大防止に最大限努力する」と述べた。

 中国四国農政局も対策本部会議を開催。風評被害を防ぐため職員がスーパーなど小売店を回り「県産は扱っていません」といった不適切表示があれば撤去を求めることなどを確認した。

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