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“一日限り”の音楽隊が演奏会 玉野の老人施設で薬剤師ら

玉野マリンホームの利用者を元気づけようと開かれた演奏会
玉野マリンホームの利用者を元気づけようと開かれた演奏会
 音楽は心のお薬―。岡山赤十字老人保健施設・玉野マリンホーム(玉野市築港)で24日、薬剤師や介護福祉士でつくる“一日限り”の音楽隊が、演奏会を開いた。新型コロナウイルスの影響で、恒例のレクリエーションが軒並み中止になったホームの利用者を、「元気づけられるように」と選曲。お年寄り約20人が癒やしのひとときを過ごした。

 オープニングは、第一線で活躍する人物に密着したテレビ番組「情熱大陸」のテーマ曲。併設の岡山赤十字病院玉野分院薬剤師の女性がバイオリンの優雅な音色を響かせ、利用者たちがじっと耳を傾けた。

 2曲目から、マリンホームの介護福祉士らでつくる“聖歌隊”が、そろいの真っ白な衣装で登場した。バイオリン、コントラバスの美しい調べとともに、NHK連続テレビ小説「エール」の主題歌「星影のエール」を熱唱し、最後は「ふるさと」で利用者も一緒に歌い上げた。

 利用者の女性(91)=玉野市=は「みんなでふるさとを歌い、懐かしさで胸がいっぱいになった。コロナで何もかもイベントがなくなっていく中、今日は生で音楽を聴くことができてうれしかった」と涙を拭った。

 マリンホームは例年、外部のボランティアや高校生を招き、音楽や手品を楽しむが、コロナで全て取りやめに。分院と施設の職員が、自分たちでできることで喜んでもらおうと準備を進めてきた。廣田さんは「力を合わせてコロナに立ち向かっていこうというエールを送りたかった」と話している。

玉野

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