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8年ぶり海自の護衛艦建造 三井E&S玉野で進水式

進水する新型護衛艦「くまの」
進水する新型護衛艦「くまの」
 海上自衛隊が導入する新型多機能護衛艦(FFM)の2番艦の命名・進水式が19日、玉野市玉、三井E&S造船玉野艦船工場で行われ、「くまの」と命名された。同工場で建造した護衛艦が進水するのは8年ぶり。従来型より船体をコンパクト化したほか、機雷除去能力を備えているのが特徴。装備や内装工事を進め、2022年3月に引き渡す予定。

 式で、島田和久防衛事務次官が艦名を発表。陸と船をつなぐ綱を切断すると、凹凸が少なくレーダーに探知されにくい近未来的デザインの船体がするすると海に滑り込んだ。新型コロナウイルス対策で一般公開せず、関係者約200人が見守った。

 「くまの」は基準排水量3900トン、全長133メートル。62口径5インチ砲や各種ミサイル発射装置を備えて対潜、対空、対水上戦に対応するほか、これまで掃海艦艇が担っていた対機雷戦機能を持つ。護衛艦を48隻から54隻態勢に拡大するのに合わせて、船体をやや小さくし、省人化も図り、乗員約90人は従来型の半分以下という。

 建造費は三菱重工業長崎造船所(長崎市)で建造中の1番艦と合わせて約1055億円。

玉野

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