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日本伝統工芸展岡山展が開幕 技と個性、現代の美 ファン魅了

手仕事の優品が並ぶ日本伝統工芸展岡山展の会場
手仕事の優品が並ぶ日本伝統工芸展岡山展の会場
テープカットで開幕を祝う主催者ら
テープカットで開幕を祝う主催者ら
 国内最大規模を誇る工芸公募展「第67回日本伝統工芸展」岡山展(日本工芸会、山陽新聞社など主催)が13日、岡山市北区天神町の県立美術館で開幕した。受け継がれてきた技に、作り手の個性を吹き込んだ現代の美のかたちがそろい、ファンらを魅了している。

 陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門に計1280点の応募があり、563点が入選。岡山展には、備前焼の伊勢崎淳さん(備前市)ら人間国宝(重要無形文化財保持者)の42点、県内作家の15点を含む計255点が華やかに並ぶ。

 最高賞・日本工芸会総裁賞に輝いた須藤靖典さん(福島県)の雪夜に浮かぶ岩壁をイメージした「乾漆平文(ひょうもん)蒔絵(まきえ)漆箱『氷壁』」、朝日新聞社賞を受けた木村芳郎さん(東広島市)の深いブルーが印象的な「碧釉(へきゆう)漣文器(れんもんき)」など、16点の入賞作は注目の的。訪れた人は磨き抜かれた技に驚いたり、華麗な意匠にうっとりしたり、思い思いに鑑賞していた。

 一般公開に先立ち開会式があり、守安收同美術館長が「真剣勝負で難関を突破した作品ばかり。ものづくりや伝統工芸の奥深さに触れてほしい」とあいさつ。日本工芸会中国支部長の松田正己山陽新聞社社長らを加えた6人でテープカットした。

 29日まで、無休。午前9時~午後5時(27日は同7時まで)。一般700円、65歳以上500円、大学生400円、高校生以下無料。

 13日午前11時、15、22日午後1時半から地元作家のトーク▽23日午後1時半から本展鑑査委員の陶芸作家神農巌さんと備前焼作家伊勢崎創さんによる作品解説会がある。問い合わせは同館(086―225―4800)。

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