山陽新聞デジタル|さんデジ

倉敷中心部でシェアサイクル導入 市が観光客向けに社会実験

倉敷市が市中心部で貸し出しを始めたシェアサイクル。観光客の利用を見込む=倉敷市役所
倉敷市が市中心部で貸し出しを始めたシェアサイクル。観光客の利用を見込む=倉敷市役所
倉敷中心部でシェアサイクル導入 市が観光客向けに社会実験
 倉敷市は17日、市中心部で観光客向けに自転車を貸し出す「シェアサイクル」の社会実験を始めた。新型コロナウイルス収束後の観光需要の回復をにらみ、利便性の向上や誘客効果を検証する。期間は来年1月中旬までの約4カ月間。

 三井アウトレットパーク倉敷や天満屋倉敷店前、倉敷アイビースクエア、倉敷市役所などの9カ所に貸し出し・返却所(ステーション)を設置。電動自転車55台を用意した。どのステーションでも貸し出し、返却ともに可能で、公共交通機関を使った来訪者やエリアを周遊する観光客の利用を主に見込む。

 委託事業者の専用アプリ「ハローサイクリング」をスマートフォンなどにダウンロードして会員登録を行い、利用を予約する仕組み。料金は15分70円で、最大12時間で千円。支払いはクレジットカードか、携帯電話の利用料金とまとめて支払うキャリア決済で行う。

 自転車には衛星利用測位システム(GPS)を搭載しており、市は経路など利用状況を分析しながら本格導入を検討する。観光振興のための国の補助金を活用し、事業費(約500万円)の半分は助成される。

 倉敷を訪れる観光客は新型コロナの影響で、本年度に入り外国人客を中心に激減。市は収束後に、密を避けるため地方への観光が注目されるとみて、誘客に向けた有効な施策を探る。

 市まちづくり推進課は「少人数での移動に適した自転車は、アフターコロナを見据えた観光様式の有力なツールになる可能性がある。地域を巡りやすい環境を整え、滞在してもらえる時間を増やしたい」としている。

倉敷・総社

あなたにおすすめ

さんデジ特集

TOP