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修復完了の山門 間近で見て 総社・宝福寺、23日見学会

工事用足場から見た修復中の宝福寺山門
工事用足場から見た修復中の宝福寺山門
 総社市井尻野の宝福寺で、国の登録有形文化財に指定されている山門の修復工事が完了した。工事用の足場から屋根を間近で見られる現地見学会が23日に開かれる。

 宝福寺は開山時期は不明で、鎌倉時代の貞永元(1232)年、現在地に伽藍(がらん)が築かれ、天台宗から臨済宗に改宗されたという。備中兵乱(1575年)で三重塔などを残しほとんどの建物が破壊されたが、江戸時代以降に少しずつ再建した。三重塔は国の重要文化財で、他の建物もほとんど国の登録有形文化財に指定されている。

 山門は明治時代後期ごろの建築。「四脚門」と呼ばれる造りで、高さ9・5メートル、幅8・5メートル、奥行き7・8メートルの入り母屋造りの屋根が存在感を放つ。瓦が落ちたり、屋根板の一部が腐食するなど老朽化していた。2月に工事に着手し、瓦を取り外し、朽ちた材木や割れた瓦を新しく取り換えるなどした。

 見学会は同日午前9時~11時、午後1時~3時。受け付けは午前8時45分~午後2時半。小鍛治一圭住職は「普段は門の下からしか見られない屋根部分を詳しく見学できる絶好の機会。明治から現代までの職人の高い技術を観察してほしい」と話している。

 新型コロナウイルス対策のため、マスクを着用し、受付で住所や連絡先などの記入を求める。現地説明は10人程度ずつで実施予定。参加無料。雨天決行。問い合わせは同寺(0866―92―0024)。

倉敷・総社

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