山陽新聞デジタル|さんデジ

「黒い雨」訴訟、国が控訴へ調整 地裁で敗訴、広島県・市は難色

 原爆投下後に降った黒い雨の跡が残る白いしっくいの壁=広島市の原爆資料館(八島秋次郎さん寄贈)
 原爆投下後に降った黒い雨の跡が残る白いしっくいの壁=広島市の原爆資料館(八島秋次郎さん寄贈)
 広島市への原爆投下直後に降った放射性物質を含んだ「黒い雨」を巡り、国の援護対象区域外にいた原告84人全員(死亡者含む)を被爆者と認めた広島地裁判決について、政府が控訴する方向で被告の広島県、広島市と最終調整に入ったことが10日、関係者への取材で分かった。

 ただ、県と市は控訴を望んでおらず、控訴期限の12日まで協議を続ける見通し。今年は被爆75年の節目で、与党内からも何らかの救済策を求める声が出ている。

 広島地裁判決は、援護対象の特例区域外にも黒い雨が降った可能性を指摘。原告の証言の信用性などを個別に検討すべきだとし、被爆者健康手帳の交付を認めていた。

主要

あなたにおすすめ

さんデジ特集

TOP