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県内10大学が追試験や振り替え 新型コロナ感染者の受験機会確保

県内10大学が追試験や振り替え 新型コロナ感染者の受験機会確保
 新型コロナウイルスに感染した高校生らの受験機会を確保するため、岡山県内18大学のうち10大学が、本年度入試の救済策として追試験の実施や別の試験日程への振り替えを決めたことが5日、各大学への取材で分かった。学校休校による学習の遅れを踏まえた出題範囲への配慮も必要となっており、各大学は対応を進めている。

 文部科学省は6月、受験生が感染した場合に追試験を行うか、追加の受験料を徴収せずに別の試験日程に振り替えるかを決定するよう全国の大学に通知した。これを受けて今月3~5日、各大学に対応状況を聞き取った。

 追試験を行うのは、岡山大(岡山市)と山陽学園大(同市)、県立大(総社市)、新見公立大(新見市)の4大学。岡山理科大(岡山市)とノートルダム清心女子大(同市)、吉備国際大(高梁市)の3大学は別の日程に振り替える。

 また、岡山商科大(岡山市)と岡山医療専門職大(同市)、川崎医科大(倉敷市)の3大学は追試験と別日程の振り替えの両面で対応する。岡山大や新見公立大は全ての入試を対象とするが、中には一般選抜(一般入試)に限るところもある。就実大(岡山市)や美作大(津山市)など残る8大学は検討中としている。

 一方、コロナ禍による学習の遅れを鑑み、文科省は一般選抜の個別学力検査の出題範囲に関する配慮も各大学に求めている。岡山大は「本年度は(学習指導要領の範囲を超える)発展的な学習内容は出題しない」と説明。県立大も情報工学部で同様の対応を取るほか、保健福祉学部の栄養学科では発展的な学習内容が含まれる場合には補足説明を付けることにした。

 新見公立大は個別学力検査が小論文と面接のため、出題範囲の変更はない。ただ、今後の感染状況によっては対面での実施が難しくなる恐れもあり「ウェブ面接や調査書で合否判定することもあり得る」とする。

 他の多くの大学も、出題範囲の配慮について検討中。ノートルダム清心女子大は今月中にも公表する入学者選抜要項に具体的な対応を記載する予定で、「受験の公平性を担保しながら、安心して最大限の力を発揮してもらえるようにしたい」としている。

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