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オンラインで体調や食事を管理 岡山博愛会病院がシステム導入

生活習慣病患者が体重や味覚の変化などを入力するスマートフォンの画面
生活習慣病患者が体重や味覚の変化などを入力するスマートフォンの画面
 岡山博愛会病院(岡山市中区江崎)は、両備システムズ(同市南区豊成)と連携し、栄養指導が必要な生活習慣病患者の体調や食事内容などをオンラインで管理するシステムを導入した。日々の状況を正確に把握できるため、きめ細かな指導につながるという。

 システムは、患者がスマートフォンなどで体重や食事の写真、味覚の変化といった7項目を入力すると、リアルタイムで病院側に情報が送られる仕組み。データは患者ごとに蓄積される。

 これまで、糖尿病など生活習慣病患者の栄養指導は月1回程度の来院時に、食事などをメモした患者から管理栄養士が必要な内容を聞き取って行っていた。システムの導入により、データに基づいて効率的に有効な指導をできるほか、生活を記録する患者側の負担も軽減できるという。

 同病院は新型コロナウイルスの感染防止策として、風邪症状の有無など職員の健康状態をオンラインで管理する同社のシステムを5月に取り入れた。その後、「患者の栄養指導にも使えるのでは」と応用を検討、7月中旬から本格運用している。

 同病院を利用していない患者も自宅近くのクリニックなどで栄養指導を受けられるよう、医療機関同士でシステムの情報を共有する取り組みも8月に始めている。中尾一志院長は「健康寿命の延伸に栄養指導は欠かせない。クリニックや事業所との連携を進め、コロナへの不安で病院に行きづらい人や忙しい働き世代など、多様な人が気軽に指導を受けられ、安心できる地域医療を進めたい」と話している。

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