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児島観光港 「海の駅」登録目指す ボート愛好者取り込みへ係留設備

「海の駅」の登録を目指す児島観光港の浮桟橋
「海の駅」の登録を目指す児島観光港の浮桟橋
 岡山県は、児島観光港(倉敷市児島駅前)の利用促進と知名度アップに向け、「海の駅」への登録を目指している。港を発着する瀬戸大橋観光船の乗客数が低迷する中、新たにプレジャーボート愛好者を取り込み、周辺を含めた観光振興を図る。

 海の駅は、国土交通省の各運輸局が事務局を務める「海の駅ネットワーク」が、係留設備とトイレなどを備えるマリーナや公共桟橋を登録する制度。同ネットワークのホームページを通じて情報発信でき、クルージングマップにも掲載される。全国に170カ所あり、県内では瀬戸内市や笠岡市などの8カ所が登録されている。

 同観光港には登録条件となる係留設備がなく、県は今年4月、港の浮桟橋(延長約110メートル)の一部に、約1700万円を投じてプレジャーボート10隻が泊められる設備を導入した。最長で3日間預けることができ、15トン未満の船は料金を1日100円に設定し、利用しやすくしている。

 今後、登録に必要な予約の受け付け態勢を整える必要があり、港の管理を委託する倉敷市や地元の観光団体と協議し、2021年度早期の登録を狙う。

 児島観光港は瀬戸大橋の開通に合わせ、県が1988年に整備した。周遊観光船が発着し、同年は約19万人を乗せたが、2019年は約1万2千人となっており、新たな活性化策が求められている。

 港の周辺には、国産ジーンズ発祥の地として知られ、販売店が軒を連ねる「児島ジーンズストリート」や、鷲羽山などの観光スポットがある。JR児島駅も近く、美観地区へも足を伸ばしやすい。

 県港湾課は「主に関西地方からの利用を見込んでいる。港の魅力を高め、周辺地域のにぎわい創出につなげたい」としている。

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