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日本アニメ礎築く 高畑勲展が開幕 岡山 コロナ対策で入場は事前予約

「かぐや姫の物語」のコーナーで原画や映像に見入る家族連れら
「かぐや姫の物語」のコーナーで原画や映像に見入る家族連れら
「アルプスの少女ハイジ」の美しいセル付き背景画などに見入る家族連れら
「アルプスの少女ハイジ」の美しいセル付き背景画などに見入る家族連れら
 映画「火垂(ほた)るの墓」「かぐや姫の物語」などを手掛けた高畑勲監督(1935~2018年)の足跡をたどる特別展「高畑勲展 日本のアニメーションに遺(のこ)したもの」(岡山県立美術館、RSK山陽放送、山陽新聞社主催)が1日、岡山市北区天神町の同美術館で開幕した。初日から熱心なファンが訪れ、新たなアニメーション表現に挑み続けた姿を伝える資料群に見入っていた。

 岡山市出身の高畑監督は東京大を卒業後、アニメの道に進んだ。東映動画などでの活躍を経て、スタジオジブリの設立に参加。盟友の宮崎駿さんらと日本アニメの礎を築いた。

 会場には東映動画時代から最晩年の大作まで、作品ごとの歩みを確かめるように各コーナーを設け、千点を超す資料を展示。初の長編監督作品「太陽の王子 ホルスの大冒険」では、詳細なキャラクターの相関図や物語の起伏を図示した「テンションチャート」などが並び、若い頃からリアリズムの追究に心を砕いた様子がうかがえる。

 遺作となった「かぐや姫の物語」は従来の緻密なアニメ表現から脱却し、線描と空白を生かしたダイナミックな原画が目を引く。会社員(24)=瀬戸内市=は「かぐや姫の斬新な映像が衝撃的。作品作りの裏側まで分かる貴重な体験ができた」と話した。

 新型コロナウイルスの感染防止のため入場は事前予約制で、同館ホームページや窓口で受け付けている。会期は前期が9月8日まで、後期は同21~27日。会期中無休。

新型コロナ・岡山対応

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