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コロナ対策、網戸に“追い風” 需要急増、室内換気で注目

換気のため網戸を取り付けたフジワラテクノアートのオフィス
換気のため網戸を取り付けたフジワラテクノアートのオフィス
張り替え用などの関連製品を充実させているタイム中庄店の売り場
張り替え用などの関連製品を充実させているタイム中庄店の売り場
飲食店や住宅の勝手口で設置希望が多いというスライド式の網戸=服部興業
飲食店や住宅の勝手口で設置希望が多いというスライド式の網戸=服部興業
 高さ2メートルを超える大きな窓に、特注の網戸。60人ほどが働くオフィスを風が緩やかに吹き抜ける。

 新型コロナウイルスの感染対策で換気を促そうと、醸造機械製造のフジワラテクノアート(岡山市北区富吉)が6月末、本社1階に取り付けた。「風通しが良く、虫が入ってくることもない。快適に安心して仕事ができるようになった」と土井洋子人事総務部長。今年は職場でも網戸を活用する動きが広がりそうだ。

 網戸を扱う岡山県内の施工業者やホームセンターで、引き合いが急増している。一般家庭だけでなく、今年はオフィス向けなどの法人需要も増加。虫が多くなる季節だが、新型コロナウイルス感染対策で室内の換気が求められることから注目されている。

 建築資材販売や施工などの服部興業(岡山市北区平野)では、5月ごろから注文が相次いでいる。例年なら住宅への取り付けが中心だが、今年は企業のオフィスや工場、高齢者施設などが目立つという。

 サッシ部の本多正樹課長は「オフィスへの設置はこれまでほぼゼロだった。メーカーでも在庫が品薄になっており、通常2週間の納期が2カ月ほどに延びている」と説明する。

 岡山、広島県などでホームセンター16店舗を展開するタイム(同下中野)では、ゴールデンウイークから購入者が増加。関連製品の売り上げは前年同月比で5月が約60%、6月が約20%増えた。特に飲食店の出入り口や住宅の玄関に付けるタイプの売れ行きが伸びているという。

 中庄店(倉敷市松島)では、室内が見えにくいデザインや網目の細かいタイプが人気。同店は「いつもなら梅雨が明けてから購入する人が多いが、今年は動きが早い。外出自粛で家のメンテナンスをする人が増えたことも要因の一つでは」としている。

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