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岡山の軽症者療養施設、運用開始 県内感染拡大で予定を前倒し

宿泊療養施設内の共有スペース。感染防止のため、床に貼ったビニールテープなどで境界を示している=アパホテル岡山駅前
宿泊療養施設内の共有スペース。感染防止のため、床に貼ったビニールテープなどで境界を示している=アパホテル岡山駅前
県が26日から運用を始めた宿泊療養施設の室内
県が26日から運用を始めた宿泊療養施設の室内
 岡山県は26日、新型コロナウイルスに感染した軽症・無症状者の新たな宿泊療養施設として借り上げた「アパホテル岡山駅前」(岡山市北区下石井)の運用を始めた。今月末で同施設としての利用契約が終了する「鷲羽山下電ホテル」(倉敷市大畠)から切り替えた。

 アパホテル岡山駅前は全315室のうち207室が感染者用で、当面は男女別にフロアを分けた56室で運用。食事の提供など生活支援に当たる県職員と看護師らが常駐し、医師といつでも電話連絡が取れる態勢も整えた。県内の感染拡大を踏まえて28日の運用開始予定を前倒しした。

 利用者はテレビや冷蔵庫、トイレ、風呂などを備えた室内で療養し、朝夕に体温・血中酸素濃度を測定し、タブレット端末で報告する。県職員らと接触しないよう、床にビニールテープを貼るなどして境界を示し、共有スペースに食事などを受け取りに行く際も設定された区域だけを通ってもらう。

 宿泊療養施設は、重症者を優先的に受け入れる医療機関の病床不足解消が狙い。アパホテル岡山駅前の使用料は月額約5200万円で、契約期間は10月末まで。感染状況によっては期間延長も検討する。県保健福祉課は「利用者が安心して過ごせるよう全力でサポートする」としている。

 県によると、県内の感染者はこれまで全て医療機関に入院しており、現時点で宿泊療養施設の利用予定はないが、感染ピーク時には180室必要になると推計している。

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