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パンク無縁 救助用ボート 県警2艇導入、7月豪雨で使用

県警が新たに導入した救助用の硬質ウレタンボート。がれきの中を進んでもパンクの心配がない
県警が新たに導入した救助用の硬質ウレタンボート。がれきの中を進んでもパンクの心配がない
 頻発する集中豪雨などによる水害に備え、岡山県警は、衝撃に強く、パンクもしない硬質ウレタンの救助用ボートを2艇導入した。ボートが損傷して救助活動に支障が出た西日本豪雨の教訓を踏まえた対策で、九州地方を中心に甚大な被害が出た7月豪雨の被災地応援で持参して初めて使用した。

 全長3・8メートル、幅1・7メートルで5人乗り。底部や側面部に空気ではなく、硬質ウレタンを注入しており、がれきなどの浮遊物があっても接触によるパンクを気にせず活動を続けられる。全員が左右どちらに片寄って乗ってもバランスを崩すこともない。今春に1艇約130万円で導入し、県警機動隊に配備している。

 県内を襲った2018年の西日本豪雨では、ゴムボート2艇が鋭利な突起物によってパンクして使用不能に。そのため、機動隊員が要救助者を抱えたまま泳いで救出したケースもあったという。

 機動隊長補佐の中野正徳警部(45)は「濁った水の下には何があるか分からず、ボートが損傷して使えなくなれば、たちまち救助の効率が悪くなる。毎年のように豪雨や台風で水害が発生する中、いつ出動命令が出ても対応できるよう万全な準備をしておきたい」としている。

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