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県内大雨、土砂崩れや浸水相次ぐ 豪雨被災地・真備400人超避難

水位が上昇し、氾濫の危険が高まった小田川を警戒する消防関係者=14日午前10時51分、倉敷市真備町尾崎
水位が上昇し、氾濫の危険が高まった小田川を警戒する消防関係者=14日午前10時51分、倉敷市真備町尾崎
避難準備情報が出され開設された倉敷市真備町岡田の岡田小学校=14日午前9時42分
避難準備情報が出され開設された倉敷市真備町岡田の岡田小学校=14日午前9時42分
のり面が崩れ、ガードレールやアスファルトなどが壊れた津山市八出の市道=14日
のり面が崩れ、ガードレールやアスファルトなどが壊れた津山市八出の市道=14日
山側の土砂が崩れた国道180号=14日午前8時3分、高梁市高倉町
山側の土砂が崩れた国道180号=14日午前8時3分、高梁市高倉町
高梁川からあふれた水で漬かった井倉洞の店舗周辺=14日午前8時36分、新見市井倉
高梁川からあふれた水で漬かった井倉洞の店舗周辺=14日午前8時36分、新見市井倉
国道374号の土砂崩れ現場=14日午前9時47分、美作市巨勢
国道374号の土砂崩れ現場=14日午前9時47分、美作市巨勢
屋根の一部や窓のひさしなどが落下した旧苅田家住宅の三階蔵=14日午前10時34分、津山市勝間田町
屋根の一部や窓のひさしなどが落下した旧苅田家住宅の三階蔵=14日午前10時34分、津山市勝間田町
 活発な梅雨前線の影響で、岡山県内は13日夜から14日午前にかけて大雨に見舞われ、各地で土砂崩れなどによる家屋の被害や通行止めが相次いだ。西日本豪雨で被災した倉敷市真備町地区を流れる小田川で一時、水位が上昇して氾濫の恐れが高まり、同町地区の400人以上が避難した。

 小田川のほか、旭川と高梁川で氾濫危険水位を超えるなどしたため、総社、高梁、新見市が計1941世帯4558人に避難勧告を発令、倉敷、真庭市は一部地域に避難準備・高齢者等避難開始の情報を出した。各市によると、県内の避難者は計596人。

 倉敷市真備町地区では4小学校と真備総合公園体育館(同町箭田)に避難所が開設され、最大で約460人が身を寄せた。岡田小(同町岡田)に家族と避難した同小5年の男子児童(11)は西日本豪雨で被災したといい、「今回も夜中から雨が強くなり、避難情報も出て怖かった」。

 各地の避難所では、新型コロナウイルス対策として、避難者の体温チェックを徹底、受付に飛沫(ひまつ)防止のビニールシートを取り付けるなどした。

 県などによると、久米南町と美咲町の民家計2棟が土砂崩れや倒木で一部損壊し、鏡野町で民家1棟が床下浸水した。新見市井倉の県天然記念物・井倉洞では高梁川の水があふれて一帯が冠水し、洞内にも浸水した。運営会社は当面の間、入洞休止とし、杉一夫社長は「毎年のように災害があり、本当に厳しい」と話した。

 津山市の国重要文化財・旧苅田家住宅では、江戸時代に建てられた三階蔵の屋根の一部と窓のひさしが落下。同住宅では雨の影響とみられる損壊が相次いでいる。

 JR在来線は伯備線、姫新線、因美線、芸備線の一部区間で始発から運転を見合わせるなどした。JR西日本岡山支社によると、大半は夕方までに運転を再開したが、4万人以上に影響が出た。

 道路の寸断も相次ぎ、一般道では美作市巨勢の国道374号や真庭市神代の県道で土砂崩れが起きるなど国道、県道計26カ所が全面通行止め。高速道は中国自動車道、岡山自動車道の一部区間が一時、上下線で通行止めとなった。

 各地の14日午前までの24時間降水量は、鏡野町富141・0ミリ、新見市千屋140・5ミリ、真庭市久世122・0ミリなど。岡山地方気象台は「15日も県北部を中心に断続的に雨が降る見込みで、土砂災害に注意が必要」としている。

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