新見市西方の新見美術館で4日、人気彫刻家・はしもとみおさん(40)=三重県=の個展「にいみどうぶつ列車へようこそ! 木彫り動物の世界」(同市主催、山陽新聞社後援)が開幕した。等身大サイズに木彫りした愛らしいネコやイヌなどが並び、ぬくもりあふれる空間を作っている。
クスノキを彫刻刀やノミで彫り、絵の具などで着色した肖像やスケッチ180点を展示。美術館近くのJR新見駅から着想を得て館内に線路や駅を設け、気持ちよさそうに顔をかくネコ、どっしりと座ったクマ、悠々と泳ぐジュゴンなど個性豊かな生き物たちが各駅で出迎える。
初日から親子連れらが来場。「ミニやくも号」に乗り、舌をのぞかせ愛嬌(あいきょう)を振りまくイヌの「ムーコ」(2019年)などとの写真撮影を楽しんでいた。
はしもとさんは、15歳の時に阪神淡路大震災を体験し、「失われた動物の命を残したい」と制作活動を開始。個展は、昨年9月に市内を襲った局地的豪雨などからの復興も願っており「新型コロナを含め、苦しい時こそ芸術の力で寄り添いたい。個性あふれる動物たちの姿に心をときめかせてほしい」と呼び掛けている。
全作品の撮影が可能。9月6日までで、8月10日を除く月曜休館。問い合わせは同館(0867―72―7851)。
クスノキを彫刻刀やノミで彫り、絵の具などで着色した肖像やスケッチ180点を展示。美術館近くのJR新見駅から着想を得て館内に線路や駅を設け、気持ちよさそうに顔をかくネコ、どっしりと座ったクマ、悠々と泳ぐジュゴンなど個性豊かな生き物たちが各駅で出迎える。
初日から親子連れらが来場。「ミニやくも号」に乗り、舌をのぞかせ愛嬌(あいきょう)を振りまくイヌの「ムーコ」(2019年)などとの写真撮影を楽しんでいた。
はしもとさんは、15歳の時に阪神淡路大震災を体験し、「失われた動物の命を残したい」と制作活動を開始。個展は、昨年9月に市内を襲った局地的豪雨などからの復興も願っており「新型コロナを含め、苦しい時こそ芸術の力で寄り添いたい。個性あふれる動物たちの姿に心をときめかせてほしい」と呼び掛けている。
全作品の撮影が可能。9月6日までで、8月10日を除く月曜休館。問い合わせは同館(0867―72―7851)。