山陽新聞デジタル|さんデジ

高校公民教諭24年ぶり採用へ 県教委、新科目「公共」に対応

 24年ぶりに公民教諭採用へ―。岡山県教委は2021年度教員採用試験で1997年度以来となる高校の公民を募集する。現在は地理歴史の教諭が公民を教えているが、次期学習指導要領で主権者として必要な資質を育む公民の新科目「公共」が設けられることを踏まえ、主体的に取り組む教諭が必要と判断した。

 県内ではこれまで、教員が少ない小規模校で地歴と公民の各科目を教える教諭が十分に確保できないことなどを理由に、地歴の採用で公民免許の所有を要件にし、両方を教えているため、公民を採用してこなかった。

 22年度からの学習指導要領で新設される公共では、主権者教育でより専門的な内容を学習することから、公民1人の募集枠を設定した。地歴の免許所有を要件としており、両方を兼ねる体制は続く。

 地歴の教諭が公民も教えるのは全国的な傾向。文部科学省の集計で都道府県別の科目ごとの採用実績が残る15~18年度は、公民を募集していないのは岡山のほか、京都、兵庫など9府県ある。

 岡山市内で4日に行われる採用試験には8人が公民枠で応募。ただ、県が22年度以降も公民を採用するかどうかは未定で、県教委教職員課は「今回の採用結果を踏まえて検討したい」としている。

教育

あなたにおすすめ

さんデジ特集

TOP