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岡山空襲 次世代に語り継ごう 女性教職員OGが証言集出版

出来上がった冊子を確認する会のメンバー
出来上がった冊子を確認する会のメンバー
岡山空襲の戦争体験を収録した冊子
岡山空襲の戦争体験を収録した冊子
 岡山空襲(1945年6月29日)の体験を次世代に語り継ごうと、岡山市の女性教職員OGでつくる「むらさき花だいこんの会」が証言集を出版した。岡山空襲経験者に寄稿を募ったり、聞き書きしたりして計27人の証言を集めている。

 タイトルは「むらさき花だいこんの願い~岡山空襲を 戦争を 知らないあなたに~」。15歳の時に岡山空襲で被災した女性は、祖母の手を引いて逃げるさなか、岡山城が炎とともに崩れ落ちるのを目撃した。大切にしていた絵本や短歌を書いたノートも焼け「90歳近い今でも、懐かしさとくやしさが広がる」などと記している。

 8歳だった男性は、逃げ込もうとした神社に焼夷(しょうい)弾が落ち、たくさんの人が大やけどを負ったのを見た。家も食糧もない空襲後の生活を振り返り「戦争は二度とするもんじゃない」と訴えている。

 第2次大戦の体験談もあり、旧満州(現中国東北部)にいた女性は、頭を刈り上げて男装してソ連軍の兵士から逃れたと証言している。

 内田順子代表(71)は「戦争体験者が高齢化しており、貴重な体験の記録を残して後世に伝えたい」と話す。

 A5判、97ページ。約450部作成した。市内の学校に配布し、市立図書館などに寄贈した。問い合わせは同会事務局(086―241―7085)。

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