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岡山市立小中、エアコン設置完了 熱中症対策と感染予防の両立模索

エアコンを設置した教室で授業を受ける東疇小の児童。冷房中、ドアや一部の窓を開けて換気した
エアコンを設置した教室で授業を受ける東疇小の児童。冷房中、ドアや一部の窓を開けて換気した
 岡山市立の全小中学校で26日、普通教室へのエアコン設置が完了した。今年は新型コロナウイルス対策で一斉休校したため、夏休みが短くなって暑い中での授業が増える。各校は熱中症対策と新型コロナの感染予防の両立を模索している。

 この日、市内で最後に整備された東疇小(南区東畦)で、市職員がエアコンの作動状況を確認。各学年の教室など計18室に設置した36台を早速使い始めた。4年B組の教室ではマスク姿の児童が涼しそうに授業を受けた。女子児童(9)は「暑さでぼうっとすることもあった。エアコンのおかげで勉強がしやすくなった」と喜んだ。

 エアコン設置は2018年度から開始。中学38校(約650室)、小学91校(約1700室)に配置した。総事業費は約67億円。

 使用するのは、教室の温度が「夏は28度以上、冬は17度以下」になった場合。今年は夏休みを8月1~25日に短縮するため、フル活用が見込まれる。

 ただ、閉め切った環境で冷房すると換気できないため、感染対策との両立が求められる。市教委は感染予防で「30分に1回以上、数分間窓を全開にする」よう指導している。東疇小はこの日、ドアや一部の窓を常時開けるなどして対応した。飯田啓校長は「換気と冷房は相反するので悩ましい。児童はマスクを着用しており、熱中症も心配。試行錯誤したい」とする。

 普通教室のエアコン設置は終わったものの、音楽室や理科室など特別教室が積み残しになっている。市教委は「現在、設置を検討している。なるべく早く結論を出したい」としている。

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