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農道離着陸場、笠岡市に無償譲渡へ 所有の岡山県から

2017年に農道離着陸場で行われたイベントの様子
2017年に農道離着陸場で行われたイベントの様子
県から笠岡市に譲渡されることが決まった農道離着陸場=同市カブト西町
県から笠岡市に譲渡されることが決まった農道離着陸場=同市カブト西町
 笠岡市は23日、笠岡湾干拓地にある農道離着陸場(同市カブト西町、愛称・笠岡ふれあい空港)について、所有する岡山県から無償譲渡されることが決まったと明らかにした。

 同離着陸場(5・2ヘクタール)は国、県、市が総事業費5億円余りをかけて整備し、1991年に開港した。幅25メートル、長さ800メートルの滑走路や管理棟を備え、県から市が管理を受託。農作物の空輸は需要の減少から2008年に途絶え、現在はモータースポーツイベントなど多目的に活用している。19年度の収支は48万円の黒字だった。

 譲渡や滑走路など施設修繕に関する協定を県と市で3月末に締結。4、5月は市議会に説明する場がなかったため、この日行われた市議会常任委員会との協議会で市が報告した。市は9月にも管理運営に関する条例を制定する方針で、その後、正式な譲渡を受ける。

 県によると、県が所有する理由が乏しく整備当初から、いずれ譲渡する予定だったという。使用許可申請の手続きが不要になるなど、用途に独自性を発揮しやすくなる。

 市農政水産課は「自動車の性能試験を行うなどし、より利益を上げたい。災害時の物資輸送や島しょ部の救急体制の充実に向け、ヘリコプターの発着場としての活用も検討する」としている。

井笠

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