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特別展で事前予約制導入へ 新型コロナ対策で岡山県立美術館

岡山県立美術館
岡山県立美術館
 6月定例岡山県議会は23日、一般質問を続行。上田勝義(自民、井原市・小田郡)、増川英一(公明、岡山市北区・加賀郡)、乙倉賢一(自民、同市東区)、渡辺知典(同、浅口市・浅口郡)、小倉博(同、赤磐市)の5氏が県政全般をただした。県は、新型コロナウイルス感染防止策として、県立美術館(岡山市北区天神町)の特別展で事前予約制を導入する方針を明らかにした。入場を制限して館内の混雑を避ける狙い。

 上田氏が、延期や中止となっている特別展の状況を踏まえて対策を求めた。古南篤子環境文化部長は、多くの来館者が予想される特別展で事前予約制を取り入れる考えを示して「落ち着いた雰囲気の中、優れた美術の魅力を伝えられるよう努めていく」と答えた。

 現在、新型コロナの影響で特別展は開かれておらず、県によると、8月以降の開催分から導入する。スマートフォンやパソコンから同館ホームページに入り、希望の日時を選択。時間は15分ごとに区切り、30~40人ずつ予約できるようにする。

 増川氏は、災害時の避難所について「新型コロナ対策を含めて整備を急ぐ必要がある」とした上で県内の確保状況を尋ねた。塩出則夫危機管理監は県有施設38カ所、小中学校など1719カ所が指定されているとして「避難所に使える宿泊施設のリストなどを市町村に提供し、活用を促している。引き続き支援する」と答弁した。

 乙倉氏は、大規模災害に備える指針で、見直し中の県国土強靱(きょうじん)化地域計画に、西日本豪雨の経験を反映させるよう求めた。伊原木隆太知事は「迅速な復旧、復興ができる地域経済社会を築くには、さらなるスピード感を持って各種施策に取り組む必要がある」と述べ、豪雨の教訓もしっかり反映させるとした。

 渡辺氏は、来春卒業予定の高校生の就職活動を巡り、国が新型コロナの影響を考慮して企業の採用選考を1カ月遅らせることへの対応を聞いた。鍵本芳明教育長は「延期された期間を有効活用し、企業訪問や面接指導の充実を図るなど、生徒が安心して就職活動に臨めるように学校を指導していく」とした。

 小倉氏は、介護現場でケアプランを作成するケアマネジャーの負担が大きいとして「支援が必要だ」と指摘。中谷祐貴子保健福祉部長は、国が作成しているケアマネジャー用オンライン研修の教材を念頭に「負担軽減を図るため、自宅からの受講を可能にするオンライン研修の導入を検討していく」と述べた。

 本会議では、国の第2次補正を受けて新型コロナ対策を盛り込んだ333億2700万円の2020年度一般会計補正予算案を追加上程した。

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