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施設内で食事→弁当配布に みんなの食堂「早く本来の姿に」

森本代表理事(右)から弁当を受け取る親子
森本代表理事(右)から弁当を受け取る親子
 古民家を改装した地域の交流拠点「潟の家」(備前市西片上)で、毎月第2土曜日に開かれている「みんなの食堂」。新型コロナウイルスの影響で、5月は活動の休止を余儀なくされ、4、6月は弁当配布に。ウイルスの終息は見通せないが、運営メンバーは「施設内で食事をしてもらう本来の姿にできるだけ早く戻したい」としている。

 お手本は、帰宅が遅い家庭の子ども向けなどとして、全国で増えている「子ども食堂」。地域の誰もが集える場所をつくろうと「潟の家を育てる会」が今年1月、活動を始めた。ボランティアらが施設(125平方メートル)内の台所で焼きそばなどを作り、親子連れらに出来たての料理を提供している。

 “営業”は午前11時半から。原則予約制で、6歳以下は無料で15歳までは300円、大人は500円。1~3月の3回で延べ60人が利用するなど、地域住民からも好評だったが、3月に入ると、ウイルス感染が全国に拡大。4月は弁当配布に、国の緊急事態宣言を受けて5月は“休業”せざるを得なかった。

 2カ月ぶりとなった6月13日も本格的な再開とはいかず、弁当の配布としたが、唐揚げやブリの照り焼きなどが入った55個はほぼ完売。小学生の娘2人と訪れたパート女性(39)=同市=は「毎日の食事作りは大変。負担が軽くなり、本当に助かる」と話していた。

 潟の家は昨年1月のオープンから、朝市やミニコンサートなどに取り組み、目標だった「みんなの食堂」も軌道に乗りつつあった矢先のコロナ禍。森本博子代表理事は「コロナに負けず、地域の絆がもっと深まる場となるよう、精いっぱい活動したい」と話している。

東備

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