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水落卓司 先生

交通事故を起こしたときの対応

交通事故を起こしたときの対応
 交通事故を起こしたのではないかと思ったとき、どうすればよいでしょうか。

運転をやめて安全な場所に停車
けが人の救護や警察に報告を


 交通事故を起こしたら、直ちに運転を停止してください。周りの交通状況をみて、交通の妨げとなる場合には、二次的な事故を防ぐため、安全な場所に自車を停車させてください。相手の様子を見て、相手にけがをさせた可能性がある場合には速やかに救急車を呼んでください。そして警察に連絡をして交通事故を起こしたことを報告してください。これらの措置を講じなかった場合には、いわゆるひき逃げとして、重い刑罰が科されます。犯罪としては、道路交通法に規定されている救護義務、危険防止等措置義務及び報告義務に違反した罪が成立します。新聞で実名を挙げて報道されていることでも分かるように、ひき逃げは悪質な罪です。なお、物損事故の場合も、危険防止等措置義務や報告義務は課されます。これらの義務に違反した場合には、いわゆる当て逃げとして刑罰が科されます。

 なお、何か物音がしたがまさか交通事故を起こしたとは思わなかったとして、現場にとどまらずにそのまま走行してしまう人がいます。本当に交通事故を起こしたことに気が付かなかった場合も絶無とはいえませんが、何か物音がしたと思ったら、すぐに物音がした場所まで戻りましょう。事故現場に残った痕跡や目撃者の証言などから、後でご自身が事故を起こしたことは発覚するものだと思ってください。

保険会社と対応協議を
謝罪や賠償に努めて


 次の対応としては、ご自身が加入されている任意保険の代理店や保険会社の連絡窓口に連絡をして、その後の対応を協議してください。自賠責保険にしか加入していなかった場合には、加入している自賠責保険の保険会社に連絡をしてください。自賠責保険の有効期限が切れてしまっていた場合、あるいは免許取消処分や免許停止処分中であったとしても、交通事故を起こしてその場から逃げてしまっては、罪を重ねるだけですから、どのような場合であっても、逃げることはやめてください。交通事故を起こした現実を受け止め、運転手として必要な措置を講じ、さらに相手方に対する謝罪や賠償に努める必要があるのです。

(2019年03月15日 15時46分 更新)

先生紹介

  • 水落卓司 先生

    岡山ふくろう法律事務所

    岡山市北区富田町2-8-2

    TEL.086-226-3157 http://www.of-law.jp/

    一橋大学法学部卒業。2004年10月検事任官、2010年3月検事退官。同年5月弁護士登録(岡山弁護士会)。

    「ご相談者のお話をじっくりと伺うことを心掛けております」

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