直島 (なおしま)
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玉野市沖に浮かぶ大小27の島々からなる直島町の中心となるのが直島。面積7.82平方キロメートル、人口約3000人。平安時代、保元の乱で敗れた崇徳上皇が讃岐へ流されたときに立ち寄り、島民の純朴さと素直さに感動し「直島」と名付けたとも伝えられている。
江戸時代には幕府の天領となり、海運業や製塩業の島として栄えた。幕末から明治にかけては芝居が盛んに行われ、現在でも女性だけの人形浄瑠璃「直島女文楽」として引き継がれている。
産業はハマチやノリの養殖漁業のほか、島北部には三菱マテリアル直島精錬所があり、大正時代から銅をはじめとする貴金属の精錬を行っている。
1992年に「ベネッセハウス」がオープンして以来、島南部に美術館やアートスポットが相次ぎ開設。観光客も飛躍的に伸び、1年間に約40万人(芸術祭開催年は約70万人超)が訪れる現代アートの聖地として知られるようになった。
2021年8月、野外に設置されていた世界的芸術家草間弥生さんの作品「南瓜」が台風に伴う強風で飛ばされ、破損したため、展示は見合わせている。
お店・施設情報
【会期】 <時期>
春、夏、秋【作品】 <前回から継続>
直島銭湯「I❤湯」、家プロジェクト、地中美術館、ベネッセハウスミュージアム、李禹煥美術館、ANDO MUSEUM、直島パヴィリオン、直島ホール、桜の迷宮、三分一博志「The Naoshima Plan 『水』」ほか
<今回初>
三分一博志「The Naoshima Plan『住』」、杉本博司ギャラリー 時の回廊、【アート】草間弥生、小沢剛【建築】安藤忠雄「ナルシスの庭」、「スラグブッダ88-豊島の産業廃棄物処理後のスラグで作られた88体の仏」