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高野神社「正遷座祭」90年ぶり 屋根ふき替え、御神体を本殿へ 

松平家の家紋が入った幕に見入る来場者
松平家の家紋が入った幕に見入る来場者
 旧美作国で2番目の社格を持つとされる高野神社(津山市二宮)で9月28日夜、屋根の銅板ふき替え工事を終えた本殿(県重要文化財)に、御神体を戻す「正遷座祭」が90年ぶりに執り行われた。御神体は工事の間、本殿のそばにある仮殿に祭られていた。

 氏子ら約200人が見守る中、神職や氏子総代ら50人が列を作って境内を歩き、絹垣(きぬがき)と呼ばれる白布で覆い隠された御神体を本殿に運んだ。本殿では河原重彦宮司が祝詞を奏上し、2017年11月から行われた工事の完成と、御神体が本殿に戻ったことに感謝した。

 神事を見守った女性(77)=同市=は「毎月参拝しているが、いつもと違い厳かな雰囲気だった。二度と見られないと思うので来られてよかった」と話した。

 神社は534年に鎮座。現在の本殿は1663年、津山藩主・森長継によって再建された。正遷座祭は1929年に本殿の屋根を檜皮(ひわだ)ぶきから銅板に替えたとき以来。

(2019年09月29日 11時01分 更新)

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