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「成羽愛宕大花火」準備が大詰め 高梁の住民ら仕掛け10景手作り

成羽川河川敷で進む仕掛け花火の準備作業。チョークで描いた下絵に沿って型枠を組んでいる=23日、高梁市成羽町下原
成羽川河川敷で進む仕掛け花火の準備作業。チョークで描いた下絵に沿って型枠を組んでいる=23日、高梁市成羽町下原
 高梁市成羽町地域の成羽川沿いで27日に開かれる「成羽愛宕(あたご)大花火」に向け、仕掛け花火の製作が大詰めを迎えている。その年を象徴する住民手作りの絵柄を河川敷に浮かび上がらせる名物プログラム。昨年の西日本豪雨の影響で2年ぶりの開催となるだけに、実行委は「復興に進む地域の思いも込めたい」と準備に力を入れている。

 大花火は江戸時代に始まり、300年以上の歴史を誇るとされる。今年の仕掛け花火は10景で、備中松山城で人気を集める猫城主・さんじゅーろーをはじめ、米大リーグで活躍する大谷翔平選手など約30基が予定され、いずれも地元住民や備北商工会員、ボランティアらが手作りする。

 準備は18日、コンクリートの河川敷に縦2メートル、横3メートルから大きいものでは9メートル四方の下絵をチョークで描く作業から始まった。22日は約50人が下絵に沿って角材で型枠を組み、くぎを打って固定し、絵柄の全容が次第に明らかになった。本番までに火薬を型枠に仕込み、河川敷に組み立てた足場に据える。

 ボランティアで作業に参加した吉備国際大4年の男子学生(21)は「大変な作業だが、他にはない花火。当日はお客さんを喜ばせたい」と話した。

 大花火は1704年に成羽藩主が江戸屋敷近くの愛宕神社を地元に分霊し、花火を奉納したのが起源という。実行委メンバーや住民ボランティアら約800人が準備、運営に関わり「市民参加型としては日本最大級」と実行委はうたっている。

(2019年07月24日 21時45分 更新)

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