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「成羽愛宕大花火」存続を 実行委が寄付金募る

成羽愛宕大花火の運営や寄付について話し合う実行委メンバー
成羽愛宕大花火の運営や寄付について話し合う実行委メンバー
 高梁市成羽町地域で300年以上の伝統を誇る「成羽愛宕(あたご)大花火」の存続に向け、地元住民や備北商工会などでつくる実行委が寄付金の募集を始めた。来場客が年々減少する中、昨年の西日本豪雨の影響も受け、資金確保が困難になったという。実行委は「地域に伝わる夏の風物詩を守りたい」と協力を呼び掛けている。

 大花火は成羽藩主・山崎義方が江戸屋敷近くの愛宕神社を地元に分霊し、1704(宝永元)年に花火を奉納したのが起源とされる。成羽川河川敷(同市成羽町下原)をその年にちなむ絵柄で彩る仕掛け花火など、例年約300人の住民が準備や運営に携わり「市民参加型としては日本最大級」と実行委。今年は27日に開かれる。

 ピーク時は3万人以上の人出があったが、近年は天候不順も重なって減少。収益の柱だった有料観覧席の利用が減る中、昨年7月の豪雨では打ち上げ場や会場一帯に浸水被害が発生し、中止を余儀なくされた。高齢化によるボランティアの人員不足も課題という。

 寄付金集めは会場復旧費の捻出も含め、事態の打開を図ろうと決定し、6月から専用の振込用紙を市内各所に配布。1口千円でこれまで120件以上の申し出があった。実行委の東健次会長(59)=同市=は「伝統の灯を絶やさないよう皆さんの協力をいただきたい」と話している。

 寄付は随時受け付ける。問い合わせは実行委事務局の備北商工会(0866―42―2412、平日のみ)。

(2019年07月14日 19時38分 更新)

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