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「玉野まつり」の花火大会休止に 振興会決定、観客安全確保に課題

前回の「玉野まつり」で打ち上げられた花火=2018年11月18日
前回の「玉野まつり」で打ち上げられた花火=2018年11月18日
 玉野市の夏祭り「玉野まつり」を主催する振興会(会長・三宅照正玉野商工会議所会頭)は4日までに、今年の花火大会の休止を決めた。狭い観覧スペースに集中する見物客の安全対策に課題があり、警備費を含む運営費用の確保もできなかった。

 花火大会は同市宇野の藤井海岸一帯が会場で、昨年は海上から3千発を打ち上げた。海岸に面した片側1車線の道路から間近に楽しめるが、その範囲は東西600メートルほど。振興会によると、観客は例年5万人を数えるのに対し、海岸から安全に見物できるのは1万5千人が限度という。

 2001年に兵庫県明石市で花火見物客11人が死亡した事故などを受けて、大勢が集まるイベントでは警備の強化が求められるようになり、玉野署は振興会に歩行者天国となる道路に露店を出店させず、見物客のみの通行スペースにする対策などを要請。3日夜、市内で開かれた振興会の実行委員会では、増員が必要となる警備員の確保が困難で、市の補助金の減少などにより開催費も集まらないため休止を決めた。

 振興会の三宅会長は「今回は残念ながら休止となったが、今後については市民の意見を聞きながら考えていきたい」とした。

(2019年06月04日 22時03分 更新)

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