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岡山「金山寺会陽」ぶつかる裸衆 宝木求め400人埋め尽くす

宝木の争奪戦を繰り広げる裸衆=2日午後10時5分
宝木の争奪戦を繰り広げる裸衆=2日午後10時5分
 岡山に裸祭りシーズンの到来を告げる金山寺会陽が2日夜、同寺(岡山市北区金山寺)であり、まわし姿の男たち約400人が宝木(しんぎ)を求めて激しくぶつかり合った。

 午後10時、仮本堂の横に組み上げられたやぐらから岸本賢信住職(35)が宝木2本を投下。獲得すると「人生の幸福を約束される」といわれ、裸衆は地鳴りのような声を上げながら一斉に手を伸ばした。客殿玄関までの約150メートル間は裸衆で埋め尽くされ、汗で湯気が立ち上った。

 会社員男性(38)=同市東区=は「伝統を守り、受け継ぎたいと15年前から毎年参加している。家族や世話になった人たちの健康を祈ります」と話した。

 日中には小学生約50人による子ども会陽もあった。

 金山寺会陽は1200年の歴史があるとされる。国重要文化財の本堂が2012年に焼失し存続が危ぶまれたが、檀家(だんか)らの支援を受け以前の活気を取り戻しつつある。同寺は本堂再建資金にと、宝木と一緒に祈祷(きとう)した札とミニ宝木(いずれも千円)を販売している。

 岡山県内では9日に安養寺(美作市)、16日に西大寺観音院(岡山市)で会陽がある。

(2019年02月02日 14時27分 更新)

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