山陽新聞デジタル|さんデジ

ニュース

全長10m 竜神のふすま絵奉納 26日から最上稲荷で特別公開

最上稲荷の大客殿に奉納されたふすま絵「雲龍図」
最上稲荷の大客殿に奉納されたふすま絵「雲龍図」
 最上稲荷(岡山市北区高松稲荷)の大客殿に巨大な竜神のふすま絵が完成した。国内外で活躍する墨絵・水彩アーティストのOHGUSHI(本名・大串武司)さん(45)=神奈川県在住=が、約6年かけて制作し奉納した全長約10メートルの大作。26日から特別公開する。

 ふすま絵は、同稲荷の一祭神で、水をつかさどる八大龍王尊をモチーフにした「雲龍図」(縦約1・8メートル、横約9・7メートル)。全8面のふすまに嵐の中を雄々しく飛ぶ竜神を描いた。青みのある墨で大胆に描く一方、赤、青、黄の色墨を目や水に施し、光り輝く水神の姿を躍動感とともに表現している。

 制作者のOHGUSHIさんは独自の水墨・水彩画技法で国内外の広告などを数多く手掛けてきた。2016年に同稲荷を訪れた際、1200年に及ぶ同稲荷の歴史などに感銘を受け、「数百年先も受け継がれるのにふさわしい作品を全身全霊をかけて作りたい」と、ふすま絵の奉納を申し出たという。

 OHGUSHIさんは「嵐を力強く突き抜ける竜神の姿に私たちも新型コロナウイルス禍などの災禍から早く抜け出せるようにという願いを重ねた」とし、「年齢や性別を問わず何世代にもわたり愛される作品となってほしい」と話している。

 特別公開は7月22日まで。期間中は1916年に再建された大客殿や客殿中庭の「寒松庭」なども観覧できる。入場無料。観覧時間は午前9時半~午後3時(初日のみ午後1時から)。

 問い合わせは同稲荷(086―287―3700)。

(2022年06月25日 16時38分 更新)

【ニュース】の最新記事

あなたにおすすめ

ページトップへ