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岡山県内寺社で初詣の感染対策 参拝期間前倒し お守りネット授与

最上稲荷が設けた公式オンライン授与所の画面
最上稲荷が設けた公式オンライン授与所の画面
新型コロナウイルス対策で、ひしゃくを撤去した吉備津神社の手水舎
新型コロナウイルス対策で、ひしゃくを撤去した吉備津神社の手水舎
 新型コロナウイルス感染が落ち着きつつも新変異株「オミクロン株」への警戒が強まる中、岡山県内の寺社は昨季にも増して、初詣の感染対策に余念がない。インターネットでお守りなどを授与できるようにしたり、参拝期間の前倒しや延長を行って初詣客に分散を呼び掛けたりと、3密の回避を図っている。例年は大勢でにぎわう行事や接待の見送りも相次いでいる。

 10月に公式オンライン授与所と銘打ったホームページを設け、お守りや縁起物などの授与の手続きをできるようにしたのは、最上稲荷(岡山市北区高松稲荷)。宅配便を利用して自宅でも受け取れる。参拝期間も今月8日から来年2月4日まで延長し、境内には消毒液を配置し、祈とうの人数制限を実施。熊代隆瑞広報部長は「参拝期間を長くし、感染症対策もしっかり行っている。参拝者の皆さんにもご協力をお願いしたい」と呼び掛ける。

 吉備津神社(同吉備津)は縁起物の授与を今月16日から始めた。手水(ちょうず)で身を清める場からひしゃくを撤去し、参拝者に流水を使ってもらう対策を取る。1月3日の矢立の神事は行う一方で、三が日恒例の氏子による三味線餅つきを中止する。吉備津彦神社(同一宮)は、コロナ禍以前には行っていたプロジェクションマッピングや獅子舞の演舞などの催し物は見送る。宗忠神社(同上中野)も「幸先詣」と銘打ち、今月1日から参拝を受け入れている。

 阿智神社(倉敷市本町)は例年、三が日に1日2、3回行っていた「三女神(さんにょしん)の舞」奉納を、年越しの1回だけに減らす。鏡開きやお神酒の振る舞いなどは中止する。新井俊亮宮司は「本来の振る舞いやにぎわいを感じてもらえないのは残念だが、感染対策は必要。再来年こそ、にぎやかに新年を迎えたい」と願う。

 高野神社(津山市二宮)は感染対策で4月に流水型の手水場を整備した。河原仁司宮司は「できる限りの対策を取っている。マスクを着用するなどした上で参拝してもらいたい」と話す。

 県内の他の寺社でもさまざまな対策を取っており、参拝者にも協力を呼び掛けている。

(2021年12月21日 19時36分 更新)

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