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コロナ収束祈り奉納神楽 岡山・吉備津神社で鑑賞会
新型コロナウイルスの災厄をはらおうと、岡山県内の神楽師らでつくる「備中神楽保存振興会」(藤原肇会長)は21日、岡山市北区吉備津の吉備津神社で奉納神楽の鑑賞会を開いた。勇壮な舞や温羅(うら)伝説にちなんだ演目を披露し、観客とともに一日も早いコロナ禍の収束を祈った。
同振興会のメンバー8人が出演。国宝の拝殿前に神殿(こうどの)を設置し、場を清める「榊舞」で開幕した。神楽太夫らは「疫病退散」「医療関係者に感謝」などと言葉を交えながら優雅に舞い、「吉備津」では吉備津彦命(きびつひこのみこと)と温羅が弓矢を持ちにらみ合う緊迫の場面を演じた。息の合った所作や華麗な太刀さばきに、約300人の観客から大きな拍手が送られた。
家族で訪れた会社員男性(35)=同市南区=は「外出しにくい状況が続くが、子どもたちも迫力ある神楽を楽しんでくれて、気分転換になった。早く日常が戻ってほしい」と話した。
同振興会のメンバー8人が出演。国宝の拝殿前に神殿(こうどの)を設置し、場を清める「榊舞」で開幕した。神楽太夫らは「疫病退散」「医療関係者に感謝」などと言葉を交えながら優雅に舞い、「吉備津」では吉備津彦命(きびつひこのみこと)と温羅が弓矢を持ちにらみ合う緊迫の場面を演じた。息の合った所作や華麗な太刀さばきに、約300人の観客から大きな拍手が送られた。
家族で訪れた会社員男性(35)=同市南区=は「外出しにくい状況が続くが、子どもたちも迫力ある神楽を楽しんでくれて、気分転換になった。早く日常が戻ってほしい」と話した。
(2021年02月21日 18時42分 更新)
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