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寺院

天竺山 興禅寺(てんじくさん こうぜんじ)

平成に再建された山門。脇のヤマボウシが美しい
平成に再建された山門。脇のヤマボウシが美しい
天竺山 興禅寺(てんじくさん こうぜんじ)
延命地蔵尊
延命地蔵尊
本堂にある荘厳な天井絵
本堂にある荘厳な天井絵
近代医学ともゆかり深い田園地帯にたたずむ古刹

 天竺山はその昔、摩訶迦羅神(大黒天)がとどまった霊場として知られ、861(貞観3)年にこの山に興禅寺が開かれた。戦国時代、近くにあった嵯峨山城の城主・錦織氏からあつく信仰されたが、1572(元亀3)年の落城とともに同寺も焼失し、現在の地に本坊が移された。

 幕末から明治期の女医・光後玉江が同寺で診療所を開いていたこともあり、地方の近代医療との関わりも深い。2004(平成16)年に台風で客殿などが甚大な被害を受けたが、再建。山門の仁王像は大仏師・山髙龍雲の作。

ご案内

住所/〒709-3701 久米郡美咲町錦織172
TEL/0868-66-0562
交通/JR津山線・佐良山駅から徒歩20分
宗派/高野山真言宗
ご本尊/聖観世音菩薩、一願地蔵尊、子育水子地蔵尊
開山/861(貞観3)年
ご利益等/心願成就、開運厄除、商売繁昌、現世利益
代表的寺宝/産科簡明(町指定重要文化財)、書簡(町指定重要文化財)、宝篋印塔(南北朝~室町時代、町指定重要文化財)、酔翁亭図(広瀬台山作)

年間行事

毎月21日/写経会
毎月24日/お地蔵様縁日
1月1~3日/修正会(水子・身変り)
1月第4土曜日/冬の大祭、大護摩供養
4月8日/仏生会(花祭り)
8月末/地蔵盆
12月31日/厄除・除夜の鐘

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光後玉江の医学古文書

 光後玉江は同寺のある錦織出身の女医で、岡山における女医の先駆者といわれる。玉江は津山で医学を学んだ後、大阪で開業したが、母の死を機に同寺に弟子入りし診療所を開いた。同寺では処方録(カルテ)などの資料を展示している。

(2018年06月21日 21時30分 更新)

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