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神社

鴻八幡宮(こうはちまんぐう)

本拝殿・随身門は昭和50年代に八幡宮本来の丹塗り(朱色)に復した
本拝殿・随身門は昭和50年代に八幡宮本来の丹塗り(朱色)に復した
参道より丹塗りの拝殿、随身門を望む
参道より丹塗りの拝殿、随身門を望む
鴻八幡宮(こうはちまんぐう)
だんじりの宮入り
だんじりの宮入り
鴻八幡宮(こうはちまんぐう)
コウノトリ伝説が残る琴浦地区の総氏神

 かつて宮内には鴻の群れと大蛇が住み着き、参拝者から恐れられていた。嘆いた氏子が神に祈ったところ、夢に氏神が現れたという。翌日、氏神が告げた場所で鴻と大蛇の闘争が起こり、大蛇は滅び、鴻も姿を消したため脅威は去った。現在の社名はこの伝説に由来する。

 毎年10月には、18台のだんじりと1基の御神輿と千歳楽が急傾斜の参道を駆け上がる豪快なだんじりの宮入りが行われる。全7曲からなる祭りばやし「しゃぎり」は、県の重要無形民俗文化財に指定されている。

ご案内

住所/〒711-0906 倉敷市児島下の町7-14-1
TEL/086-472-3125
交通/瀬戸中央自動車道・水島ICから車で15分。JR瀬戸大橋線・児島駅から車で10分
ご祭神/譽田別尊、足仲彦尊、息長帶姫命、仲姫命、玉依姫命
創建/701(大宝元)年
代表的宝物/彫工慶尊の狛犬(1336年、市指定重要文化財)
ご利益等/厄除、七五三、交通安全、安産、子授け
御朱印/受付9時~17時、授与所まで 500円

年間行事

1月1日/歳旦祭
2月11日/祈年祭
5月第2日曜日/春祭
7月15日/夏越大祓祭
10月第2日曜日とその前日/例大祭
11月23日/新嘗祭

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だんじり曳御守

 毎年10月に行われるだんじり巡行の安全と、例大祭の成功を祈願した御守。だんじりのためのみの御守は全国でも希少。例大祭の2日間とその前日のみ参拝客に授与される。色は黒と白の2種(初穂料/各700円)。首から下げられるよう、長めの紐で結ばれている。

(2022年10月12日 01時15分 更新)

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