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店内を原則全面禁煙 改正健康増進法 岡山でも対応

全席禁煙になったことを知らせる張り紙=サンマルクカフェ岡山一番街店
全席禁煙になったことを知らせる張り紙=サンマルクカフェ岡山一番街店
店内を原則全面禁煙 改正健康増進法 岡山でも対応
 受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が1日、全面施行され、飲食店や職場などが原則として屋内禁煙となった。急速に普及している加熱式たばこも対象で、悪質な違反者には罰則(過料)が科される。岡山県内でも大手チェーンの飲食店などが店内を全面禁煙にしたり、改正法で認められた喫煙専用室を新たに設けたりするなどして対応している。

 改正法は昨年7月に一部施行され、学校園や病院、行政機関などは原則、敷地内が全面禁煙となった。今回は飲食店や職場のほか、ホテルのロビー、パチンコ店、鉄道などが対象。原則、屋内の喫煙は禁止だが、飲食できない喫煙専用室を設置することでの対応を認め、加熱式たばこも加熱式専用の喫煙室を設ければ飲食などをしながら喫煙できる。

 サンマルクホールディングス(岡山市)は、全国展開するサンマルクカフェ約400店舗のうち7割について喫煙専用室も設けない全面禁煙にした。「社会全体で禁煙を推し進めていく今の流れに合わせた」とする。

 岡山、広島県に外食店を出店するケイコーポレーション(浅口市)は、うどん店などは全面禁煙にする一方、カニ料理店などでは喫煙専用室を設けた。「宴会などで喫煙者の利用が多い店もあり、一律の全面禁煙は難しい。当面は利用客の動向を注視したい」と説明する。

 今回の改正法では、客席面積が100平方メートル以下の既存の小規模飲食店は当面、「喫煙可」などの標識を掲示すれば、屋内喫煙が認められており、「受動喫煙を防ぐ効果は限定的」との指摘もある。

 岡山県は3月、従業員を雇う小規模飲食店に対し、受動喫煙防止の対策を講じるよう努力義務を課した独自条例を制定。対象の店舗は10月1日からフロアを喫煙室と禁煙室に仕切るよう努めなければならない。

 ただ、違反に対する罰則はなく、県は店などに改正法や条例の趣旨を説明して対策への協力を求める。健康推進課は「受動喫煙を避けられる環境づくりを着実に進めたい」としている。

(2020年04月01日 16時34分 更新)

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