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児島湾締切堤防の耐震化着工決定 20年度予算配分で7.9億円

 2020年度予算配分で、30年度の完成を目指す児島湾締切堤防(岡山市南区)の耐震化工事に事業費7億9600万円が付き、20年度の着工が決まった。

 農林水産省中国四国農政局によると、南海トラフ地震が起きると現状では津波を防げず水門も壊れ、流域の約4千ヘクタールで浸水被害が生じる恐れがある。耐震化は堤防内の1・35キロにわたって23~25メートルの深さまで鉄板を打ち込み、仮に堤防が壊れても津波を阻止する。水門部分は基礎部分の杭(くい)を増やすなど補強する。

 工事は今秋からを予定しており、20年度は詳細設計を進めながら、鉄板を打ち込む工事を40メートル区間で実施する。総事業費は約260億円を見込んでいる。

 児島湾締切堤防は国が1962年に造成。児島湖を締め切って湖内を淡水化し、七つの水門を潮の干満に合わせて開閉。海水流入による周辺農地の塩害や浸水被害を防いでいる。

(2020年03月31日 20時23分 更新)

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