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岡山県内のキャンプ場が活況 屋外で過ごせ感染リスク低い?

多くの家族がテントを並べた吉井竜天オートキャンプ場=20日、赤磐市中勢実
多くの家族がテントを並べた吉井竜天オートキャンプ場=20日、赤磐市中勢実
 新型コロナウイルス感染症の拡大で集客施設の休館や屋内イベントの中止が相次ぐ中、岡山県内のキャンプ場が活況だ。屋外で過ごせるため感染リスクが低いとみられることから、子ども連れを中心に利用が増加。昨年同時期の実績を上回るにぎわいを見せ、冬季の休業期間を短縮してオープンを早めるところも出ている。

 約50区画ある「吉井竜天オートキャンプ場」(赤磐市中勢実)は、臨時休校が始まった3月に入って予約が急増し、月内の週末がほぼ満杯になった。「感染拡大を理由としたキャンセルを上回るペースで、新たな予約が入る」と担当者。例年なら1日1、2件程度の平日予約も5、6件に上り、多い日は10家族ほどが訪れる。4月からゴールデンウイークまでの予約も好調という。

 3連休初日だった20日も多くの家族がテントを並べ、ボール遊びなどを楽しんでいた。広島市から親子4人で訪れた会社員男性(45)は「人混みを避けつつ、感染の懸念が少ない場所に行こうと考え、屋外のキャンプ場にした」と説明。長男の小学2年の男の子(8)は「外で遊ぶのは久しぶり」と笑顔で話した。

 岡山市北区建部町田地子の「たけべの森公園オートキャンプ場」(29区画)では、昨年の3月1カ月で24件だった宿泊利用件数が、今年は約120件(30日現在)と5倍超に達した。「子どもを安全に外で遊ばせたいファミリー層からの需要が高まっているようだ」と管理事務所の安藤傑文(ひでふみ)所長(43)。週末を中心に平日も利用が増えているとする。

 「蒜山高原キャンプ場」(真庭市蒜山上福田)は例年4月にオープンするが、今年は108区画のうち7区画について一足早く23日から営業を始めた。「3月になって利用を希望する多数の声が寄せられた」(同キャンプ場)といい、暖冬で雪が少ないこともあって前倒しを決めた。

 各キャンプ場では、売店に消毒液を設置したり、共用のトイレや手洗い場の消毒を小まめに行ったりと、感染拡大防止に向けた対策にも力を入れており、「開放的な環境でのびのびとひとときを過ごしてもらえれば」としている。

(2020年03月30日 22時01分 更新)

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