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STU48の「聖地」美しく 王子が岳でファンが落書き消去

落書きがあった観光案内板にペンキを塗るSTU48のファンたち
落書きがあった観光案内板にペンキを塗るSTU48のファンたち
 景勝地「王子が岳」(玉野、倉敷市)の観光案内板などで見つかった落書きを消すボランティア活動が28日にあった。王子が岳は、瀬戸内海沿岸7県が拠点のアイドルグループ「STU48」が、初のオリジナル曲「瀬戸内の声」のミュージックビデオを撮影したロケ地。ファン12人が「“聖地”の景観を損ねる落書きを消したい」と作業に励んだ。

 王子が岳では16日、瀬戸内海の多島美を紹介した案内板や記念碑で、黄色の塗料による6カ所の落書きが見つかった。報道で事件を知ったファンの兵庫県姫路市の会社員男性(51)が呼び掛け、この日は岡山、広島、愛媛、山口県からボランティアに集まった。

 シンナーで塗料を落とし、最大1・2メートルの落書きがあった案内板の柱に新たにペンキを塗ると、見違えるようにきれいになった。周辺の駐車場などに落ちているペットボトルなどのごみも熱心に拾い集めた。

 会社員男性は「仲間と協力して落書きを消す活動を通じ、ファンにとってあらためて王子が岳が大切な場所と感じた。ようやく心がすっきりした」と話した。落書きを巡っては、玉野署が器物損壊容疑で捜査している。

 「瀬戸内の声」は、STU48が結成された2017年に発表されたオリジナル曲。ミュージックビデオでは、王子が岳をはじめ、倉敷市美観地区など瀬戸内各県の魅力を伝えている。

(2020年03月30日 17時03分 更新)

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