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感染症に危機感抱く白血病経験者 重症化の恐れ、予防へ消毒徹底

 新型コロナウイルス感染症が広がりを見せる中、急性白血病などを患った経験のある子どもや家族が危機感を募らせている。退院後は体力、免疫力が下がっているため感染すると重症化する恐れがあるからだ。家族は消毒など普段よりも徹底して予防に努めている。

 白血病の治療を終えた子どもたちは体力が低下しており、学校に復学した後も回復に努めている。特に感染症には注意が必要で、健康な時は害のないような細菌やウイルスなどが原因で発症することもあるという。

 小児がんや血液疾患で闘病生活した子どもたちと家族ら35組でつくる「あゆみの会」の青山由香里代表(40)=岡山市東区=の長男(13)=中学1年=は小学2年の時に急性リンパ性白血病で入院、1年3カ月の闘病生活を経験した。小学生のころはインフルエンザがクラスで発生したら登校をやめるなど対策を取っていた。家族を含めて感染症予防は当たり前になっているが「漠然と不安を感じている」という。

 県内で新型コロナウイルス感染症の発症が確認された場合は、電車通学から切り替え、由香里さんが車で送り迎えすることを決めていたとし、一斉休校の措置に少し安心したという。現在は人混みを避け、外出中はマスクを小まめに取り換え、消毒液も持ち歩く。買い物は開店直後のすいている時間。カートやかごも自分で消毒液をかける。

 長男はエスカレーターや手すりに触れないようにし、エレベーターのボタンも押さない。由香里さんは「いつも以上に生活のリズムや食事に注意している。親が感染しないことも大切」と話す。

 岡山市内の小児科専門医は、これまでのところ新型コロナウイルス感染症で重症化しているのは高齢者が多いとし、子どもたちには人混みを避け、うがいをきちんとするといった一般的な予防を徹底するよう呼び掛けている。

(2020年03月28日 21時31分 更新)

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