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大量マスク 中国から吉備国際大に 留学生OB、恩返しと友好の証し

中国の同窓会から吉備国際大に届いたマスク。箱には日中友好のメッセージを記した紙が貼られている
中国の同窓会から吉備国際大に届いたマスク。箱には日中友好のメッセージを記した紙が貼られている
 新型コロナウイルス感染防止に使ってほしいと、吉備国際大(高梁市伊賀町)に中国から大量のマスクが届いた。送り主は同大の中国人留学生OBでつくる「中国留学生同窓会」。日本で不足していることを知り、母校への恩返しと日中友好の証しとして、千人近い同窓会員のネットワークを生かして寄付を募ったという。

 同大によると、マスクは24日、大型の段ボール箱4箱に詰め込まれて到着。満杯ではち切れそうに膨らんだ箱には、日中の国旗と合わせて「困難な時期 ともに見守り、ともに助け合おう」とのメッセージを記した紙が貼られている。

 中国の同窓会員は983人。同日夜に副会長の王劬(おう・く)さん(48)=上海在住=から大学に届いた電子メールには、同窓会の全会員にマスクの調達を呼び掛けたことや「お世話になった母校に対して大いに感謝しています」との思いがつづられていたという。

 中国で感染が深刻化する中、同大も2月にマスク2千枚を同窓会に送付していた。眞山滋志学長は「大学で力を入れてきた共存し合い、未来に向けて発展する、との教えが留学生たちにも根付いていることが分かり、うれしい」と話している。

 マスクは同大を運営する学校法人・順正学園系列の大学、専門学校の学生、教職員と、同学園が支援している岡山、宮崎県の子育て中の生活困窮世帯に送る。

(2020年03月28日 18時01分 更新)

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