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こんな時だからこそ一緒に遊ぼう 28日、オンライン学習イベント

動画の準備をする寺田さん
動画の準備をする寺田さん
オンライン学習イベントの打ち合わせをするポケットサポートのスタッフ
オンライン学習イベントの打ち合わせをするポケットサポートのスタッフ
 「こんな時だからこそ一緒に学ぼう」―と、オンラインで参加できる学習イベントが28日に開かれる。新型コロナウイルス感染症予防で外出を控え、家にいる時も、子どもたちに楽しく学んでほしいと考えた。

■笠岡市地域おこし協力隊員 動画公開―珍しい魚、質問受け付け

 笠岡市地域おこし協力隊員の京都大大学院生・寺田伊織さん(27)らが、子どもたちがオンラインで参加できる動画を作製した。珍しい魚をテーマにした動画を28日午後2時から公開予定で、質問や意見に講師がリアルタイムで回答する。

 寺田さんは、京大生がインターネットを通じて、小中高生を個別支援する学習教室を笠岡市で運営。離島の子ども向けにテレビ電話を活用した学習指導などにも従事している。こうした経験を生かし、自宅で過ごす時間が増えた子どもたちが楽しく学べる動画の配信を企画した。

 28日は、動画投稿サイト・ユーチューブにある「みんなの自習室はくし」を通してライブ配信し、寺田さんが「世界一醜い生物」といわれる深海魚「ニュウドウカジカ」を食べた経験や珍しい魚たちの生態などを紹介する。動画を見ながら、子どもたちがチャットに書き込んでクイズに答えたり、講師と意見交換したりできる。

 既に配信した動画も2本あり、現役の京大生とOBが講師を務め、話題の「ウイルス」と「地球外生命体」というテーマで展開した。ユーチューブで見ることができる。

 寺田さんは「イベント自粛が相次ぎ、楽しいことが少なくなった時だからこそ、オンライン上でみんなでやりとりし、楽しみながら自然科学に興味を持ってほしい」と話している。

■岡山のNPO 科学教室を中継―宇宙クイズや工作指導

 学習支援に取り組む認定NPO法人ポケットサポート(岡山市北区奥田本町)は28日、初のオンライン学習イベントを開催する。宇宙に関するクイズや紙飛行機の工作指導がある科学教室を中継する。

 2月に米航空宇宙局(NASA)宇宙センターを訪問した玉野高校の藤田学教諭(53)が講師を務める。センターのロケットや飛行士の訓練の様子などを紹介。紙飛行機は身近な材料で作り、航空力学の基礎を学ぶ。

 ポケットサポートの事務所からユーチューブで中継し、参加者はコメント欄にクイズの解答を書いたり質問を送ったりできる。

 ポケットサポートは岡山市内の2病院で入院中の子どもを対象に学習支援をしているが、感染拡大で2月下旬以降、病棟に入れなくなった。事務所での学習会や交流イベントも休止しており、オンライン教室を企画した。

 午後0時45分ごろから3時ごろまで。ポケットサポートのホームページにあるボタンを押して配信ページへ移動する。無料。紙飛行機の材料のA4用紙3枚、クリップ10個、セロハンテープ、糸を用意しておく。

 三好祐也代表(35)は「子どもたちは時間を持て余していると思う。直接会うことができないが、何とかして寄り添いたい」と話している。

(2020年03月27日 14時45分 更新)

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