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国民宿舎仙酔島 21年3月営業終了 福山市 老朽化で60年の歴史に幕

2021年3月末に営業を終える国民宿舎仙酔島
2021年3月末に営業を終える国民宿舎仙酔島
 福山市は、日本遺産・鞆の浦の観光拠点の一つ「国民宿舎仙酔島」の営業を2021年3月末で終えることを決めた。家族連れや修学旅行生らに親しまれてきたが、施設が老朽化。前身の国民宿舎「海浜ホテル」時代を含め60年の歴史に幕を降ろす。

 同国民宿舎は鞆町沖の仙酔島にあり、1960年に「海浜ホテル」として開業。海辺の宿泊施設として人気を博したが、老朽化とともに客足が減少し81年にいったん閉鎖。その後全面改修し、97年に「仙酔島」として再オープンした。

 現在はベネフィットホテル(福山市)を指定管理者として営業。鉄筋コンクリート4階地下1階(延べ約2450平方メートル)で客室20室(宿泊定員94人)を備える。露天風呂や大浴場があり、日帰り入浴も可能。沸かした海水に入浴できる浴槽もある。市によると、経営状態は良好という。

 ただ、築60年がたち建物が老朽化。大規模改修が困難なため指定管理期間が終了する21年3月末に合わせて営業を終えることにした。その後の活用について、地元の意見も聞きながら4月以降、検討していく。

 市観光課の久保正敬課長は「自然が豊かな所に立地していて、多くの人に親しまれた。この場所にふさわしい活用法を考えたい」と話している。

(2020年03月25日 18時12分 更新)

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