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坪田譲治文学賞 村中さんに賞状 岡山市役所で贈呈式

大森市長から賞状を受け取る村中さん(右)
大森市長から賞状を受け取る村中さん(右)
 第35回坪田譲治文学賞(岡山市主催)の贈呈式が18日、同市役所であり、「あららのはたけ」(偕成社)で受賞したノートルダム清心女子大教授で作家の村中李衣(りえ)(本名・高橋久子)さん(61)=山口県山陽小野田市=に賞状などが贈られた。

 大森雅夫市長が村中さんに賞状と副賞100万円を手渡した。村中さんは、イラストレーターによる挿絵をふんだんに盛り込んだ受賞作について「絵と文章で一つの世界を紡ごうとした。挑戦が認めてもらえてうれしい」と述べた。

 作品は、田舎に引っ越した小学4年の少女えりと、都会に住む親友エミとの交流を手紙のやり取りでつづった。自然の不思議さや友達が受けているいじめに向き合う心の動きを繊細に描写している。

 村中さんは山口県出身。児童文化・児童文学を研究しながら創作活動に励んでいる。

 同賞は、岡山市出身の児童文学作家坪田譲治(1890~1982年)の顕彰のため84年に創設された。大人から子どもまで楽しめる作品が対象。今年の贈呈式は新型コロナウイルスの影響でいったん延期となり、規模を縮小して開かれた。

(2020年03月18日 21時43分 更新)

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