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金重陶陽賞に永田さん(島根) 日本伝統工芸中国支部展の審査

多彩な応募作を吟味した第63回日本伝統工芸中国支部展の審査
多彩な応募作を吟味した第63回日本伝統工芸中国支部展の審査
 中国地方のトップレベルの工芸家が集う公募展「第63回日本伝統工芸中国支部展」(日本工芸会、同会中国支部、山陽新聞社主催)の審査が12日、岡山市北区天神町、県天神山文化プラザで行われ、染織の永田佳子さん(68)=島根県安来市=の「広瀬絣(がすり)着物 和」が特別賞の金重陶陽賞に選ばれるなど、入賞・入選108点が決まった。

 岡山、広島、鳥取、島根の4県から陶芸、漆芸、木竹工、人形など7分野に計165点が出品された。

 工芸史家の諸山正則さんが審査委員長を務め、菊池寛実記念智美術館(東京)の島崎慶子主任学芸員、同支部の越宗孝昌支部長、黒住宗晴顧問ら計20人が精査。入賞歴のない40歳以下を対象にした新設の新人賞を含む入賞作16点などを選出した。

 諸山さんは「先達から受け継いだ技法にオリジナルの要素を加えた意欲作が目立ち、全体的に粒ぞろいだった」と総評した。

 同展は、岡山(5月20~25日、天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館)、鳥取(6月16~21日、鳥取県立博物館)の2会場で開かれる。

 永田さん以外の入賞者と作品は次の通り。(敬称略)

 日本工芸会賞=坂本章(鳥取市)「青瓷鉢」▽日本工芸会中国支部長賞=小山陽子(瀬戸内市)「自然練込流渦紋平鉢」▽NHK広島放送局長賞=浜田幸介(松江市)「〓造拭漆鉢」▽岡山県知事賞=黒井博史(瀬戸内市)「鉄釉幾何文花器」▽広島県知事賞=高山尚也(広島市)「乾漆器『あけぼの』」▽鳥取県知事賞=ディロング・デービッド(岡山県鏡野町)「栃の大鉢」▽島根県知事賞=目次潤平(松江市)「碧釉鉢」▽岡山市長賞=松浦裕子(笠岡市)「紬織着物『波動』」▽岡山県教育長賞=宇田勢津子(福山市)「有線七宝蓋物『初夏』」▽山陽新聞社賞=伊勢崎創(備前市)「備前花器」▽中国新聞社賞=花井健太(鳥取市)「鉄釉線紋鉢」▽山陽放送賞=井上みゆき(総社市)「乾漆蒟醤螺鈿盛器『May bells』」▽岡山放送賞=木村恵子(三原市)「手紡糸織帯『こえていく』」▽テレビせとうち賞=奥富久枝(広島市)「木芯桐塑和紙布貼『受け継ぐ子』」▽新人賞=神宝一彰(瀬戸内市)「備前白泥刷毛目炭化花器」

〓は、木ヘンに挙

(2020年03月12日 21時10分 更新)

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