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18日から世界フィギュア 田中刑事ら北京見据え躍進期す

世界選手権に向け、練習に励む田中刑事=ひょうご西宮アイスアリーナ
世界選手権に向け、練習に励む田中刑事=ひょうご西宮アイスアリーナ
 フィギュアスケートの世界選手権は18日、カナダ・モントリオールで開幕し、岡山勢は男子シングルに2018年平昌五輪代表の田中刑事(倉敷芸科大大学院)が4年連続4度目、アイスダンスに小松原美里(倉敷FSC、学芸館高出)、ティム・コレト(米国)組が2年連続2度目の大舞台に臨む。22年の北京五輪も見据え、今季の集大成の演技で上位を目指す。

 

田中刑事 攻めの姿勢貫く



 兵庫県西宮市のリンクには、黙々とジャンプの練習に打ち込む田中の姿があった。アクセル、サルコー、トーループ…。出来栄えを確認するように一つ一つ丁寧に跳ぶ。「踏み切る感触がだんだん定着してきた」。脂の乗る25歳は、4度目の世界選手権へ順調な仕上がりを見せる。

 予選を兼ねた昨年12月の全日本選手権は4位。4年連続の表彰台こそ逃したが、平昌五輪代表の底力を発揮し、宇野、羽生とともに世界切符をつかんだ。

 出色はフリーだ。冒頭の4回転サルコーには勢いがあり、続く4回転―2回転の連続ジャンプにも加点が付いた。スピンでは最高のレベル4を獲得し、シーズンベストのスコアをたたき出した。それでも今季は「攻める」をテーマに掲げるだけに「もっといけた」と納得していない。点数が1・1倍になる後半に組み込んだ4回転ジャンプが回転不足となり、ショートプログラム(SP)の出遅れは相次いだミスが要因だったからだ。

 フリー後半のジャンプに重点を置き、精度を高めてきた。さらに試合を想定し、アイスショー2公演でSPを披露した。課題に挙げる「自分が乗りつつ、観客を楽しませる演技」を磨くためだ。

 2月の国際大会で2位に入るなど手応えを得て迎える世界選手権。前回までの3年間はいずれも10位台に終わった。「貫いてきたテーマをどれだけ実行できるか。それだけに集中する」。攻めの姿勢を崩さず、演じ切ることが躍進につながると信じている。

(2020年03月10日 21時34分 更新)

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