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総菜にふた、個包装、トング回収 新型肺炎で店頭の衛生対策強化

全商品を個包装に切り替えた天満屋岡山店地下のパン店
全商品を個包装に切り替えた天満屋岡山店地下のパン店
新型コロナウイルス対策で、ふた付きの容器に入れた総菜が並ぶスーパーの売り場=山陽マルナカ下中野店
新型コロナウイルス対策で、ふた付きの容器に入れた総菜が並ぶスーパーの売り場=山陽マルナカ下中野店
 いつもと違う岡山市内の食品スーパーの総菜売り場。平皿に盛られていた天ぷらやコロッケが、透明のふたをかぶせたプラスチック容器に入れられている。

 全国で新型コロナウイルスによる肺炎が広がる中、飛沫(ひまつ)や接触による感染を防ぐため、陳列方法を見直した。山陽マルナカ(岡山市南区平福)は岡山、広島、兵庫県の全61店舗に同様の対策を取るよう指示。「感染防止に対する来店客の意識が高まっており、目立った混乱はない」という。

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 新型コロナウイルスの感染拡大で、岡山県内の小売店や外食店が店頭での衛生対策を強化している。店頭に並べる商品を個包装にしたり、量り売りをやめてパックで販売したりする動きが広がっている。

 天満屋岡山店(岡山市北区表町)の地下に入るパン店・ポンパドウル(本社・横浜市)は1日から、全商品を個包装に切り替えた。これまではサンドイッチ、食パンを除き、焼きたてをトレーに載せて棚に並べていた。現在は焼き上げた後、少し冷まして、1点ずつビニール袋に入れて厨房(ちゅうぼう)から運び出す。担当者は「安心して購入できると来店客からは好評」と話す。

 同店地下ではこのほか、漬物コーナーで量り売り商品が入った容器にビニールをかぶせた。期間限定の販売コーナーでも、客に勧める試食を制限し、食材にはカバーを掛けるといった対策を出店業者に要請した。

 外食店経営のサンマルクホールディングス(岡山市北区平田)は、全国で約400店舗を展開するサンマルクカフェで、パンを個包装に変更した。客がパンを取る際に使ったトングもその都度レジで回収し、アルコール消毒をしてから戻すようにした。

 県北部で15店舗を経営する弁当販売の「つるや」(津山市上村)は、客が容器に入れて量り売りしていた総菜の一部を、あらかじめパックに詰めて並べる。サラダなど約20種類が対象で、衛生面に配慮したという。

(2020年03月03日 23時28分 更新)

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