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「龍宮城」光の切り絵で華やかに 四国水族館、三豊の伝説モチーフ

光の切り絵で竜宮城を演出した四国水族館の「龍宮の景」
光の切り絵で竜宮城を演出した四国水族館の「龍宮の景」
 20日開館へ準備が進む四国水族館(香川県宇多津町)は3日、会場の最後を飾り、唯一水槽を使わない特別展示「龍宮の景」を報道関係者に公開した。同県三豊市の竜宮伝説、八十八カ所霊場をモチーフに仏画と書、光のアートを組み合わせ、四国の歴史と文化を象徴する空間となっている。

 2階にあり、約15メートルの回廊と約50平方メートルの広間で構成。回廊部分には、仏師松久佳遊さん(京都市)と書家柏木白光さん(大分県中津市)が海の生物に神仏や梵字(ぼんじ)などを組み合わせた壁画を描き、海の神がすむ竜宮城へ至る道を表現した。

 その先にある広間では、竜宮城を中心とした海の空間を華やかに演出。自作の切り絵をプロジェクターで映し出す「光の切り絵」を手掛ける酒井敦美さん(愛知県尾張旭市)が、魚の泳ぐ姿や花火、桜、巨大な龍などを色とりどりの照明とともに次々に投影する。

 「四国の水景」をコンセプトに計70もの展示で海や川の生物と自然を紹介する同水族館。小林弘嗣経営企画部長は「水の世界に親しみながら、四国ならではの文化にも関心を持つきっかけにしてほしい」と話した。全国の水族館で初というAIによる解説システムも披露された。

(2020年03月03日 20時31分 更新)

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