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臨時休校初日、岡山の家庭では 学習や留守番に思い複雑

高校受験を目前に控え、自室で勉強に励む生徒
高校受験を目前に控え、自室で勉強に励む生徒
長男(手前)や長女(左奥)とともに日中自宅で過ごす女性
長男(手前)や長女(左奥)とともに日中自宅で過ごす女性
 新型肺炎の感染防止に向けた首相要請に伴い、岡山県内のほとんどの小中高校で2日、臨時休校が始まった。子どもたちは朝から自宅で勉強などに励んだが、長期の休みで生活リズムの乱れやストレスがたまることを懸念する保護者の声も。県内の家族を取材した。

 10、11日の県立高一般入試を控える早島町立早島中3年男子生徒(15)は、朝から自室にこもって勉強した。両親が共働きで、昼食は、同居する祖母がサンドイッチを用意してくれた。

 机に向かっていても、学校に行かないまま本番を迎える不安は尽きない。「面接の練習ができていない。勉強も先生がいてくれた方が分からないところをすぐ聞ける」という。

 気分転換はテレビを見るか、音楽を聴くぐらい。「友達と会うのが一番なんだけど、外出を控えないといけないから、それも難しい」とこぼす。

 岡山市立福浜中3年の男子生徒(15)と弟の福浜小6年の男児(12)は母(47)がパートの仕事から帰宅するまでの午前中を2人だけで過ごした。勉強や部屋の片付けなどをしたが、朝はいつもより起きにくかったという。

 母親は週3日午前中、仕事で家を不在にする。不安なのは生活リズムの乱れだ。「家で兄弟2人だけだと退屈するはず。ゲームばかりしないか心配だが、仕方ないかなとも思う」と漏らす。

 「子どもがストレスをためないか」と心配するのはパートの女性(43)=同市北区。平日の日中は仕事に出ており、この日は高校1年の長女(16)と中学2年の長男(14)に弁当を作って出掛けた。「仕事の時間を短くするか休むことも考えないといけない」

 自宅で内職をする女性(39)=同市中区=は中学1年の長女(13)と小学4年の長男(10)の勉強をみたり、昼食を作ったりして過ごした。普段は次男(4)を保育園に迎えに行く夕方まで家で1人で仕事をしている。

 「子どもと関わる時間が増えるのはいい面もある」としつつも、仕事が滞るのを懸念する。仕事を減らそうにも、自分と同じように子どもの休校で困っている女性が内職には多く、難しいという。「睡眠時間を削るしかないかも」と長期の休校に複雑だ。

(2020年03月02日 23時34分 更新)

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