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教育関係者や保護者に動揺広がる 全小中高休校要請、岡山の反応

 「驚いた」「仕方ない」―。新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、安倍晋三首相が27日、全国の小中高校や特別支援学校を3月2日から休校にするよう要請すると表明したことに対し、岡山県内の教育関係者や保護者には動揺が広がった。

 「寝耳に水。ニュースで初めて知った」。岡山県教委の担当者は戸惑いを隠さなかった。県立高校の多くは3月1日に卒業式だが、2日以降に予定している高校や特別支援学校もある。10、11日には県立高校の入試も控えており、担当者は「正式な通知が届き次第、対応を考える」という。

 岡山市教委は午後7時すぎから幹部が緊急会議。全校休校にする場合、未履修となる科目や卒業式への対応、保護者への連絡をどうするかなど協議した。岡林敏隆教育次長は「突然のことで混乱しており、要請通り休校にするかどうかを含めて何も決まっていない」といい、28日午後にも対応を決定する予定とした。

 学校現場への影響も大きい。岡山市北区の市立中学校教頭=50代=は「公立高校を受験する3年生は出願を終えており、来週から入試対策や卒業式の準備をしなければいけない重要な時期。話が急すぎる」とため息をついた。

 一方、保育園から小6まで3人の子どもがいる倉敷市、作業療法士(39)は「子どもたちの安全を守るためには仕方のない判断」としながら、「影響が大きすぎて戸惑っている」と受け止める。共働きのため、子どもの世話は井原市に住む夫の両親に頼もうと考えているが、「送り迎えは大変」。政府に対し「一刻も早く安心できる手だてを講じてほしい」と注文した。

(2020年02月27日 22時58分 更新)

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