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県内市町村の行事中止相次ぐ 公民館など休館 民間にも呼び掛け

臨時休館の張り紙を掲示する岡山天文博物館職員=27日、浅口市鴨方町本庄
臨時休館の張り紙を掲示する岡山天文博物館職員=27日、浅口市鴨方町本庄
 新型コロナウイルスの感染拡大により、岡山県内の市町村に影響が広がっている。27日までに岡山、倉敷、玉野市などが不特定の参加者が見込まれる主催行事を当面、原則中止すると決定。公民館や図書館を休館にしたり、民間主催のイベントに中止を呼び掛けたりする動きもある。

 岡山市は27日、不特定の参加が想定される市主催行事について、当面2週間をめどに全て中止すると決定。坪田譲治文学賞贈呈式・記念行事、文化行事「備中神楽で国際交流」(ともに3月1日)などを取りやめる。

 例外として参加者の氏名や住所、電話番号が分かる名簿があり、感染者が出た場合に連絡が取れる行事は開催可能としたが、高齢者の参加が多かったり、会食を伴ったりする行事は中止する。

 大森雅夫市長は「行事は実施したいが、今は非常に大事な時期。感染拡大を防ぎたいとの思いで決めた」と話した。

 同様に倉敷市も3月15日まで、玉野市や備前市は3月末までの市主催行事をそれぞれ原則中止、または延期することを決めた。真庭市は参加者の接触度合い、年齢、会場の構造などによって個別に対応していく。

 市主催の行事だけでなく、一部の民間イベントにも中止・延期を要請するのは新見市。全国的なスポーツ・文化イベント▽多数の人と1メートル以内で接する▽高齢者や基礎疾患のある人が集まる―といった条件に一つでも当てはまれば中止などを働き掛ける。

 浅口市は27日から3月15日まで天文博物館や公民館、図書館、運動公園といった市有施設約50カ所を休館・休園とし、期間中に予定されていた約450件の催しを取りやめた。栗山康彦市長は「市民の健康と安全を第一に考えた。理解と協力をお願いしたい」と述べた。

 このほか、複数の教育委員会が小中学校の卒業式の規模縮小や開催時間の短縮を検討。岡山、倉敷市などは職員に対しても時差出勤の実施に取り組むこととしている。

(2020年02月27日 22時12分 更新)

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